Ambassadorエピソード1 納車後に起こったできごと。トラブル記録かも・・・


チョーク
 陸運局へ登録に行ったときのこと、確か出発前に満タンにしたはずなのに、帰りに何気なく燃料計を見ると、残り3分の1位になっている。いくら自宅が神戸市の西の端にあり、陸運 局が東の端にあるといっても、減りすぎである。「そういえば、アイドリング音が大きいな」とは感じていた。
ふと、カーステレオの横を見ると、チョークレバーが・・・。ずっとチョークを引いたまま走っていたという、オチでした。


 チョーク  
チョーク


タイヤ
 通勤の途中に、数10メートル程砂利道がある。以前、原付に乗っていて、パンクしたことがある。今までの車は、チューブレスタイヤで、パンクの心配がなかったが、Ambassadorのタイヤを見てみると、一応 「BRIDGE STONE」と銘打っているものの、続いて、「Made in INDIA」の刻印がある。近くのタイヤ専 門店で聞いてみると、やはり「チューブタイヤで、パンクしやすいですよ。」という話。交換を依頼するも、「特殊なサイズで、おそらく兵庫県下の支店にも在庫がないでしょう。」とのこと。結局1週間待って、交換してもらった。その間、例の砂利道を避け、遠回りの通勤コースを余儀なくされた。納車時といいタイヤといい本当によく待たされるものだ。納品待ちの間、タイヤ屋店の店員と会社の後輩が知り合いだったことが判り、5000円値引きしてもらった。でも後日、しっかりとケーキをおごらされたことはいうまでもない。

 ミシュラン  ミシュラン



 Ambassadorを動かすには、3つの鍵が必要だ。ドアを開ける鍵、エンジンをかける鍵、ガソリンタンクのキャップを開ける鍵。なんと言う親切設計でしょう。これらのうち、ドアを開ける鍵とガソリンタンクのキャップを開ける鍵は、比較的小さくポケットの中でかさばらないが、エンジンをかける鍵は、大きくまた、樹脂部分が分厚くかなりかさばる。 ホームセンターで合鍵を作ろうとしても、長さが6センチもあり、なかなか合うブランクキーがない。この間大阪日本橋へ行った時に、たまたま目に付いた合鍵専門店に飛び込んだところ、「削りだしなら作れますよ。」と言われ、値段を聞いたところ3000円ということであった。ちょっと迷ったものの、これからの使い勝手を考えて注文した。元々のこぎりの様な鍵だったのが、より一層近づいたように思う。

 key インパネ
 中央 エンジンキー、下は合鍵
         インパネ周り              


評 判
 私の勤務しているところは、課長以下スタッフ15名中男性は、主任と私の2人だけという職場である。平均年齢は多分20代半ばくらいかな。先日研修があり、スタッフを乗せる機会があった。 ものの10分もしないうちに、まず「ガソリン臭い」、「エンジンがうるさい」と不満が出て、挙句の果ては「酔った、気分が悪い」ときた。研修を終え帰社した時には「二度と乗ったらへんわ」。20才過ぎの子に、Ambassadorは難しかったようだ。でも、さすがに課長は、なんやかんやといっても気に入っているみたい。

 スタッフとともに  若手スタッフと記念撮影


半自動ドア
 高速道路を走行していたときのこと、阪神高速神戸線の終点近くに須磨料金所と言うところがあり、その少し東側にクランク状の急カーブがある。そこに差し掛かったとき、ギギーッという聞き慣れた音が・・・。助手席側を見るとドアが開いていて、普段はガラス越しにしか見えない路側帯の白線が、ダイレクトに見える。次のカーブを曲がったときにバタンとしまったが、助手席に人を乗せていなくてよかった。Ambassadorは勝手に半自動ドアになると聞いていたが、とうとう自分で体験するはめになろうとは・・・。

 ドアノブ アナログなドアノブ


電気系統 1
 私のAmbassadorは、電気系統が弱いらしい。これは配線とは直接関係ないが、納車されてからテールランプがずっと点灯したままだった。 原因はブレーキペタルと連動しているスイッチのネジが外れていて、常にスイッチオンの状態になっていた為だった。高速を走っていると後ろの車がパッシングして教えてくれるのだが、こればっかりはどうしようもない。ちなみに、この問題は今も解決されていない。 

 スイッチ
 クラッチペダルの上がスイッチ
  本来はブレーキステー付け根にあるべきもの


電気系統 2
 先日、6ケ月点検に出した。どうもアースが不良のようで、右ウインカーを出すと左側のバックランプが点灯し、ギアをバックに入れるとハザードになるなど、色々なパターンで楽しませてもらった。点検簿を見ると、なんとアースを全部引き直してあった。


駐車場にて
 Ambassadorは車高が160センチもあるため、タワー型のパーキングに入れてくれるところが少ない。必然的に有人の「駐車場」に止めることになるのだが、ここで大抵「これどこの車?、ミツオカと違うよね。」と聞かれ、例によって私のAmbassadorの詳細な解説が始まる。買い物を終えて、超過料金を払うとき、「珍しいもん見せてもうたから、代金いらんわ。」となる。確かに、車の下や中をのぞき込んだ痕跡が残っているのだ・・・。 


台風接近
 9月に愛知県を襲った台風は、神戸にも強い雨と風をもたらせた。あいにくその夜は当直勤務で、一晩中風雨の中に止めなければならない状態で、すごくいやな予感がした。帰りがけに、エンジンを掛けようとしても、セルモーターは回っているのに掛からない。無駄だとわかっていても、バッテリーをつないだ。やはり掛からない。初の走行不能トラブル。JAFに1時間ほど作業してもらってもダメ。とうとう牽引と相成った。JAFによると「電装系に雨が入ったのでしょう。グリルの大きなちょっと古めの車は、軒並みやられてるね。6-7年前のクラウンやセドリックは全滅やね。」という話。この辺りだけ、Ambassadorも日本の高級車並みかなと、変な満足感に浸ってしまった。5日後、修理から帰ってきたが電気系統1で触れた、ブレーキペダルのスイッチネジがきちんと修理されていた。あれだけ探し回ったネジがあるなんて、さすがはプロと感動する。

 リアービュー 
 雨が降るとトランクに水たまりが・・・


サイドブレーキ
 007ゴールドフィンガーのボンドカーとしても有名な「アストンマーチンDB5」の模型を入手した。よくよく眺めてみると、サイドブレーキがAmbassadorと同じく運転席右側についている。このあたり、我がAmbassadorがイギリスの血統を受け継いでいることを垣間見ることができる。実はこの前、Ambassadorから降りるときに、左足をサイドブレーキに引っかけて、ブレーキがリリースされてしまい車庫の扉に当ててしまった。正直に言うと3回も同じことをしてしまった。かのジェームズ・ボンドも足を引っかけなかったかなといらぬ心配をして、ひとり微笑んでしまった。
 ところで、どなたかAmbassador或いは、モーリスオックスフォードの模型の入手方法をご存じありませんか ?

 db_5 サイドブレーキ


 Ambassadorのスペック
 すっかり書くのを忘れていたAmbassadorのスリーサイズは、全長X全幅X全高、4325X1662X1600というジャスト5ナンバーサイズで、斜め前から見るとけっこうバランスが取れていてなかなか格好いいかなと感じるが(そう思うのはオーナーだけ?)、真正面から見ると、ほぼ等しい全幅と全高−それに腰高感も手伝って、お世辞にも格好いいとは言い難い。
 エンジンは、4シリンダーOHV、1800CCのイスズ製で74馬力を発生する。もともと、とばす車ではないので必要十分といったところか。
 ミッションは、5速フロアシフトで、全シンクロしており、その気になれば4速発進もできるすぐれもの。オートマ車も設定されているのでオートマ限定免許でも乗れます。


 シフトレバー バスのようなシフトレバー


1年目を振り返って
 1999年10月26日の納車から1年あまり、走行不能のトラブルは1度だけ−それも嵐の中止めてのことなので、合格点だと思う。その他、私の場合は、電気系統のトラブルに悩まされたが(アースの引き直しやブレーキランプのスイッチネジがなかったり)マイナートラブルで済んで、当初の意気込みとはうらはらに、拍子抜けした感も否めない。毎日通勤の足として頑張ってもらっているので、ノントラブルに越したことはないが・・・これからもこの調子で頑張って欲しいと思う。